てらまちや 風心庵について

金沢市犀川、W坂近く寺町、伝統的建造物群保存地区に位置し、鐘の音の聞こえる町家です。

金沢工業大学「土田研究室*1」と「あとりいえ。*2」による寺町町家再生プロジェクトで、築100年の元畳屋の町家を改装しています。

 

1階では週末を中心としてカフェを運営しています(運営日については風鈴カフェのページを参照してください)。特徴として、音環境をテーマとしての「風鈴」を全国各地から集め、展示しています。世界初の風鈴ギャラリー付きのカフェです。風鈴の一部は販売もしております。

また、和紙の風合いと形が面白い 「かなざわ風鈴」を作る体験ワークショップも行っております。「世界に一つ、オリジナル」の風鈴を作ってみませんか。(予約が必要ですのでお問い合わせください)

 

 2階は宿泊施設となっており、一棟貸をいたしますので町家全体を楽しめます。ホテル、旅館とは一味違った、落ち着いた雰囲気で、金沢の町家を体験していただければと思います。キッチン、バス、トイレなどの設備はすべて最新設備をご用意させていただいています。ご家族、グループ、建築にご興味のある方など、ぜひご活用ください。

※建築系研究室の合宿・ゼミなどにお使いになりたい場合は金沢工業大学土田まで連絡ください。

 

寺町寺院群★

金沢三寺院群のなかで最も規模が大きく約70もの寺社が集まっています。

また、毎週土曜日の夕方には地元有志「鐘音愛好会」の方々が梵鐘を鳴らしています。これは、「残したい日本の音風景100選」にも選ばれております。寺院の境内や路地にある多くの文学碑を訪ね歩いたり、梵鐘を聞いたり、”寺のまち”を感じていただければと思います。

 

周辺の見どころ★

・妙立寺(通称忍者寺)

 寺町寺院群のひとつ。前田家の祈願所であり、かつ、外部からの攻撃に対する要との位置付けもあった。そのため身をかくすことができるような色々なからくりが、随所に仕掛けられています。井戸が金沢城につながっているなどの伝説があります。実際にはつながっていないようですが。

・辻家庭園

 前田家家老旧横山家の迎賓館で、犀川のがけ地に位置しています。その地形を生かした庭園は明治の作庭家7代目小川治兵衛(植治)の手によるものです。日本で初めてコンクリートを使って石を組んだ滝など、複雑な空間構成が特徴です。現在は結婚式場として利用されているため、そのままの姿を楽しむことができないのが残念ですが、未公開であった庭園が見学出来るようになったことを考えると功罪を一概に論じることができません。

・鈴木大拙館

 鈴木大拙は金沢出身の仏教学者で、「禅」に関する著作で有名です。英文による著書も多く、欧米に禅の思想を広めることに貢献されました。当館は谷口吉生氏による設計で、その空間構成は禅という思想に呼応したものになっており、高い評価を得ています。

建築博物館(2019年建設予定)

 建築家谷口吉郎氏(谷口吉生氏の父)の生家跡に日本初の建築博物館が建設される予定です。設計は谷口吉生氏によって行われ、現在工事中です。

・寺町迷路

 当館の裏の路地はひとたび横道に入ると、どこに抜けるのかがわからない住宅街となっています。歩き続ければ、犀川か大通かどちらかに出ます。ひと時の迷宮を楽しむのもありだと思います。

・W坂と犀川の風景

 裏手の道を進むと石伐坂という階段の道があります。石伐坂とは、江戸時代は坂の上に石工の町があったためその名がつきました。また、通称W坂ともよばれます。つづら折りの階段が横向きの「W」のように見えるところからそうよばれています。この坂を下ると犀川に抜けます。医王山の山々、桜並木、若鮎の跳ねる音、犀川の河川敷で季節の音に耳を傾けてください。